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ハノイにおけるART服用者の副作用および患者リテンションについての観察研究
叶谷文秀 リサーチレジデント 国立国際医療研究センター
エイズ治療研究開発センター(NCGM/ACC J-GRID業務参加者)

 「エイズ治療薬の供給により多くの命が救えるようになった現在、長期療養中断による治療失敗例の問題がグローバル化しています。そこで本プロジェクトのハノイコホートを活用し、2011/2012年の研究参加脱落症例を同定し、患者保持上のバリアや服薬開始後の有害事象を分析しました。感染症という病気柄、服役中のケア・医療アクセス等患者背景の多様性が指摘されました。患者追跡には病院発信ツールに加え、NGO等患者側の利益を代弁する支援の有効性を示唆しました。今後も調査を継続して治療継続のための課題を発信していく計画です」