SATREPSプロジェクト活動本格開始に向けて；キックオフミーティングが開催されました！

SATREPS  2019年11月7日 

参加者全員で記念撮影

　今年の4月からSATREPSプロジェクト活動は実質上開始しているのですが、この度ベトナム政府側のプロジェクト文書承認が得られたことを受けまして、改めてプロジェクトのスタートを高らかに宣言しようと、11月 7 日プロジェクトキックオフミーティングを開催しました。ベトナムにおけるプロジェクトカウンターパートやパートナー機関はもちろんのこと、今回は在ベトナム日本大使館や保健省、JICA からも多くの方々にご参加頂くことができました。また、ハノイで研修中の金沢大学医学部の学生さんにもご参加頂きました。

プロジェクトチーフアドバイザーの岡センター長

　国立熱帯病病院（NHTD）がハノイ市郊外に開業したばかりの新病院、NHTD DongAnh 病院で、新しいプロジェクトの始まりを盛大に祝いました。このキックオフミーティングを契機に、更にプロジェクト活動は加速していきます。集まって頂いたパートナー病院の方々に向けて、HIV最新情報を共有すべくセミナーも実施しました。

免疫学的研究の解説をされる熊本大学・滝口教授

　キックオフイベントの前後には、ウイルス量の高いHIV感染者の遺伝子検査結果について、地方病院の方々と結果を共有する時間を設けました。遺伝子検査に基づき、臨床医師同士「それでは、ART 薬をどのように変えていったらいいか？」と具体的な議論が展開されました。日本で流通している薬がベトナムにはまだ入ってきていない、という状況もある中で、どのような薬処方のパターン（レジメン）がベストか、アドバイスが共有されました。

地方病院とのミーティング