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Activities活動内容

感染症研究国際展開戦略プログラムJ-GRID

日本医療研究開発機構(AMED)「新興・再興感染症研究拠点形成プログラム(2005~2009 年度)」「感染症研究国際ネットワーク推進プログラム(2010~2014 年度)」「感染症研究国際展開戦略プログラム(2015~2019 年度)に基づき、「ベトナムにおける長崎大学感染症研究プロジェクト」の分担機関として、国立国際医療研究センターからエイズ治療・研究開発センター(ACC)と国際感染症センター(DCC)および研究所が参加しました。DCC と研究所は薬剤耐性を中心に、ACCは HIV 感染症に関する研究を行いました。

J-GRID での主な活動概要

1)HIV感染者のコホート研究
2007年より国立熱帯病病院(NHTD)とバクマイ病院にHIV感染者コホートを設立し、NHTDの1,820名、バクマイ病院の378名がコホートに登録されました。このコホートから臨床データを定期的に収集し、治療成績、薬剤耐性ウイルスのほか、抗レトロウイルス薬の副作用(腎障害、脂質代謝異常、小児の骨異常など)や、HIV感染者のQOLやうつ病などについて研究が行われました。
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2)国際協力
研究結果についてWHO、CDC、ベトナム保健省エイズ対策室へ情報提供を行い、公衆衛生上の貢献を果たしています。2006年には、WHOの要請により、西太平洋地区HIV薬剤耐性会議に、ベトナム代表団の一員として参加しました。

3)人材交流
ベトナムの医師・看護師・検査技師等の医療スタッフに向けて、ベトナムおよび日本で実務的な研修を実施しました。特に日本で実施した研修は、その後ベトナムで活用できるようにフォローアップしました。

活動内容