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Activities活動内容

第二回アジア社会実装シンポジウムを主催しました

SATREPS  2023年1月26日 

 2022年12月9日午後、日本医療開発機構(AMED)の協賛、国際協力機構(JICA)と文部科学省の後援を得て、NCGM・ACCは、Asia Symposium on Social Implementation through the Asian Research Network under the COVID-19 Pandemic: From Research to Practice(第二回アジア社会実装シンポジウム)を主催しました。
 JICAとAMEDが実施する「SATREPS」(科学技術協力)の枠組みを始め、これまで日本の多くの研究機関がアジアにおける医療、感染症分野で国際共同研究ネットワークを築き、実績を蓄積してきました。これらの活動に参加してきた日本の多くの研究機関代表者はもちろん、研究パートナーであるタイ・マレーシア・インドネシア・フィリピンなどASEAN各国から約50名の研究者が参加し、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るってきたこの3年をふまえ、アジアにおける国際共同研究のあり方と成果や研究成果をどう社会の実践に繋げるか(社会実装)、活発に討議されました。

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前回の社会実装シンポジウムが開催されてから3年。久しぶりに対面式シンポジウムを開催することができました。

 結核やマラリア・HIV/AIDSなど、多岐に渡る研究課題の活動が報告されました。これらの活動は、新型コロナの影響を受けある程度の中断・遅延が発生した部分もありました。一方でこれまでの共同研究によって高めてきた対応能力や検査能力など、今回のコロナ禍で役立ったとの報告もありました。 オンライン形式とのハイブリッドではありましたが各国からの来場を得て、参加者同士が旧交を温める光景があちこちでみられました。雑談も含め今後に向けた積極的なネットワーキングが活発に行われたことは、対面での開催ならではの成果の一つと言えましょう。

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専門家が一堂に会するからこそのネットワーキングもシンポジウムの成果の一つ。

 

 

 同日午前中に開催した第3回HIV薬剤耐性に関するワークショップについては、こちらのページをご覧ください。