2020ベトナムHIVスナップショット

HIV感染・AIDS関連死亡の状況

ベトナムの新規感染者数は年々減少し、治療カバー率は上昇しています。

HIVケアのカスケード

ケアカスケードとは、2014年に国連合同エイズ計画 (UNAIDS)が2030年までにHIV/AIDSをコントロールするために提唱した行動目標のことです。HIV検査・有効な治療の開始・治療に対するアドヒアランス・ケアの継続という一連のプロセスを評価しています。（参考資料：HIV/エイズに係る項目ごとの論点　平成29（2017）年1月23日　厚生労働省健康局結核感染症課公開）ベトナムは2030年までに95％達成を目標にしています。

HIV感染者数・治療・ウイルス量検査カバー率

感染者数は北部地域とホーチミン市で多くなっています。治療は全国で提供されている一方、ウイルス量検査を提供している地域は限られています。

母子感染予防

妊婦さんの治療と母子感染予防のため、治療カバー率は年々向上しています。

HIVリスク集団ごとのHIV検査カバー率

女性セックスワーカー、男性同性間性的接触者、注射による薬物使用者のHIV陽性率は全国の陽性率と比べて高くなっています。より多くの人々にHIV検査を受けてもらうことが重要です。

出典