- 53rd Interscience Conference on Antimicrobial Agents and Chemotherapy, ICAAC 2013 (2013年9月10日~13日 米国)
WHO antiretroviral therapy guidelines 2010 and impact of tenofovir on chronic kidney diseases in Vietnamese Hiv-infected patients
水島大輔 医師 国立国際医療研究センター エイズ治療研究開発センター
当院と協力関係にある、ベトナム国立熱帯病病院(ハノイ)に通院中のベトナム人HIV感染者に関して横断的に腎機能を評価しました。患者さんの平均年齢が36歳と若年であることを考慮すると、有病率が高値であることが考えられました。この研究で慢性腎臓病と診断された患者さんに特徴的だったことは、高齢、低体重とテノフォビルの使用が慢性腎臓病と統計学的に有意に関連していたことです。この結果から、低体重者の多いベトナムにおいては、テノフォビル使用者に対して、腎機能を慎重に評価することが必要と考えられました。