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Publications研究業績

  • 第28回 日本エイズ学会学術集会・総会 (2014年12月 大阪)
細胞内AZTリン酸化物測定系の確立と、成人と新生児における細胞内濃度の比較
木内 英 医師 国立国際医療研究センター エイズ治療研究開発センター

 LC-MS/MSを用いたAZT-MP, DP, TPの測定系を確立し、成人9人と新生児31人における細胞内濃度を測定・比較しました。AZT血中濃度(nmol/L)、AZT-MP, -DP, -TP細胞内濃度(fmol/106 cell)(平均)は、成人(n=13)で86.9、2.3、8.8、9.2、ベトナム人新生児(日齢1)平均はそれぞれ564.4、45.5、48.7、31.5でした。新生児ではAZT血中濃度が成人より極めて高いわりには、リン酸化物がそれほど増えないことが判明しました。