- The Asia Pacific AIDS & Co-infections Conference (2016年5月17日~19日)
- 第29回 日本エイズ学会学術集会・総会 東京 (2015年11月30日~12月1日)
- 55th Interscience Conference on Antimicrobial Agents and Chemotherapy – ICAAC 米国 (2015年9月17日~21日)
Sensitive detection of tenofovir-induced tubular injury with urinary β-2 microglobuline in Vietnam
水島大輔 医師 国立国際医療研究センター エイズ治療研究開発センター
テノフォビル(TDF)の使用が急増しているベトナムでは、TDFの副作用である腎機能障害の早期発見が重要となっています。そこで、ベトナム国立熱帯病病院のHIV感染者コホートを用いて、腎機能障害の早期マーカーとしての尿中β2ミクログロブリンの有用性を評価しました。横断研究の結果では、高年齢、女性、TDFの使用、カレトラ(抗HIV薬)の使用が尿細管障害と関連因子し、高年齢、低体重、TDFの使用、カレトラ(抗HIV薬)の使用が腎機能障害と関連していました。今後は前向き研究による解析を行い、早期腎機能障害を予測するカット・オフ値の同定など、臨床への適応を図る予定です。