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Publications研究業績

  • 日本エイズ学会総会(2022年11月18-20日)
スイッチ療法としてのTLD(Tenofovir–Lamivudine–Dolutegravir)の効果と忍容性:北ベトナムにおけるウイルス抑制された既治療患者の多施設コホートからの報告
松本 祥子 上級研究員 国立国際医療研究センターエイズ治療・研究開発センター

 SATREPSコホートに登録し、ウイルス量抑制を達成したHIV感染者のうち、2020年1月~10月にTLDを開始した1,679名を対象に、TLD中止とウイルス学的失敗リスクを推定しました。参加者の約10%がTLDの中止を経験し、主な理由は薬品の在庫切れで、副作用による中止は1%でした。TLD開始後のウイルス学的失敗(ウイルス量が1000copis/mL以上)率は2.94/100PYと低く、TLDの優れた有効性と忍容性を確認しました。