地方病院へ抗HIV療法モニタリングネットワークを更に拡大!ハイズオン省の参加に向けて協議を行いました
SATREPS 2021年3月17日
SATREPSプロジェクトの抗HIV療法モニタリングシステムは、そのカバー範囲を拡大してきています。これまでメインカウンターパートである国立熱帯病病院(NHTD)・ハノイ市内の3つの病院とクアンニン省総合病院でシステムを活用していましたが、2021年から更に北部の6地方省へと活動範囲を広げるため、ベトナム国内での新型コロナウィルスの感染が収まりを見せていた2020年11月から年末にかけ、プロジェクトの地方行脚を集中的に行いました。
訪問した施設数は6か所、移動距離は500kmを超えました。その中で今回は、2020年12月にハイズオン省のプロジェクト参加を協議するために訪れたハイズオン省熱帯病病院との協議会の様子を一部ご紹介いたします。
国立熱帯病病院(NHTD)の皆さんと一緒にハイズオン省を訪れ、プロジェクト内容を説明しました
ハイズオン省はハノイから東に約75km、港町ハイフォンに至る道の途中にあります。人口は約200万人、農業を中心としつつ、首都ハノイ・沿岸の都市ハイフォン両方にアクセスしやすい地理的条件から、今後の更なる工業発展も期待されている地方省です。
このハイズオン省で今後協力をしていくハイズオン省熱帯病病院は、2018年10月に前身となるハイズオン省HIV/AIDS予防センターから発展してできた病院です。現在はHIV/AIDSを始め、多くの感染症を扱う病院となっています。
ハイズオン省熱帯病病院の皆さんと記念写真
感染症対策の中核を担うハイズオン省熱帯病病院と今後のプロジェクト活動について議論するに至ることができ、是非プロジェクトに参加したいとの声を頂きました。新型コロナウイルス感染症への対応が迫られる難しい時期ではありますが、共に良いプロジェクトにしていきたいと考えています。