HIV診療に関わる看護師の交流会をハノイで開催しました
SATREPS 2023年1月5日
第2回HIV薬剤耐性セミナーを開催した10月27日の午前中、SATREPSプロジェクトの一環で日越両国の看護師や公衆衛生専門家が集まり、それぞれでHIV感染者への診療や服薬指導をどのように行っているか、知見や経験をシェアする交流会をハノイ市内で開催しました。
日本からはNCGM ACCの鈴木HIVコーディネーターナースが、ベトナムからはDong Da病院のMs. Van Anh看護師が、それぞれ典型的な一日の業務をビデオで紹介しました。次いで、業務の中で起きがちな課題とその対応について共有するなかで、両国の相違点と共通点が洗い出され、それぞれに持ち帰って参考にできそうな点についてのディスカッションが活発に行われました。異なる環境においても同じ課題に立ち向かう仲間として、双方の業務や悩みを共有し、解決方法などについて意見を交わすことができました。
日本でのHIV診療におけるコーディネーターナースの業務や視点を発表する鈴木HIVコーディネーターナース。
多職種連携については大きな反響がありました。
お互いの共通点や相違点を書き出しながら、業務に参考として活かせる点を考えました。
当プロジェクトは今後も同様の活動を通し、両国関係者間のネットワークの強化とHIV治療の技術向上に取り組んでいきます。