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ベトナム医療ナウ 2019年10月2日号

ブログ  2019年10月2日 

保健省大臣、ニューヨークでアメリカ保健福祉庁長官と会談
(2019年9月24日英語メディア1

 国連総会に合わせて開かれているUHC(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ)に関するハイレベル会合に参加しているベトナム保健省Tien大臣はアメリカ保健福祉庁・Alex Azar長官とも会談。Alex Azar長官は来年2020年にASEAN議長国となるベトナムに、グローバルヘルス分野での更なるリーダーシップを期待すると共に、ベトナムとアメリカの感染症、HIV/AIDSに関する長期的パートナーシップに関して議論を行った。

 2019年9月10日付保健省VAACの地方省保健局に向けた文書によると、結局一部病院で(NHTDも含む)は2020年もART薬が提供されることになったPEPFARとの協力関係、これらに対する「感謝の意」を述べる機会となったのでしょうか。支援は素晴らしいですが、ただ毎年支援が出る、出ないと現場がバタバタするのは考えものですよねえ。

私立病院で治療中のHIV/AIDS感染者は約1万人
(2019年9月16日Vietnam Plus2

 現在保健省はUSAID、PATH3と共に、私立病院のHIV治療・予防への参加を促すプログラムを展開している。VAACによると、ベトナム全土でART治療を受けている14万人の内、約1万人が私立病院で治療を受けており、中には保険医療が適用となっている病院もある。Healthy Marketsプロジェクトリーダー兼PATHグローバルリーダーは、ベトナムが90-90-90の目標に向かい、また2030年にはHIV/AIDSを撲滅するという目標を達成するためにも、今後更なる資金を投入しなければいけない中、私立病院の参加は大変重要だ、としている。PATHは商業企業、社会的企業(Social Enterprise)のHIV/AIDSプログラムへの参加を支援している。

 ベトナムではまだ国公立病院、及び医療センターの存在は大きいですが、近年私立病院も数・質ともに伸びています。ART治療は主に国公立病院で、私立病院と呼ばれるところもいわゆるNGOが運営している(或いはファンディングしている)ところが多いですが、今後さらに存在感を増やすかもしれません。なお、現在ベトナム各地で行われているPrEPパイロットでは、実施組織として多くの私立病院(NGO系)が含まれています。

国民一人一人に生涯使う「医療ID」を発行へ
(2019年9月末各紙4

 9月24日に発布された保健省4367号決定(4376/QĐ-BYT)「医療ID管理使用規則に関して」によると、保健省はこれまでの社会保険番号、行政側での国民ID番号(身分証明書)の基礎の元、国民一人一人に医療IDを割り振り、診療行為の際に個々人を特定するために使われるものとしている。これにより、どの医療機関で診療しても、医療従事者はその患者がどのような治療履歴があるか検索することができるようになる。番号は21桁になり、最初の10桁は社会保険番号、間にピリオド「.」が入り、後ろ10桁は各種個人情報を元にアルゴリズムにより生み出される番号となる。

 前回(8月30日号)は医療保険証のICチップを入れての電子化のニュースを取り上げましたが、それと連動する話かもしれません。医療情報のデータベース化について色々動こうとしているのは確かなようです。既にネット上では「身分証明書のID番号と一緒にしてくれない?」というコメントもあり、運用上は色々時間がかかりそうです。

ART治療薬を盗まれたと激怒し、知人にけがを負わせたHIV感染者に有罪判決
(2019年9月20日:TuoiTre紙ウェブサイト5

 2019年9月20日、Vinh Long省高等裁判所は、傷害罪に問われているTuan氏に懲役4年半の判決を下した。調べによるとTuan氏は、知人のQuang氏が自宅に遊びに来た際にART薬が6錠(!)無くなっているのに気づき、「治療を妨害された」と逆上してケンカになり、傷害を負わせたもの

 両者ともにメサドン療法センターにART薬をもらいに来ていたというところからは、恐らく薬物使用者でもあったのかとは想像されますので、もしかしたら通常の精神状態ではなかったのかも、とも。それにしても、たった6錠で傷害騒ぎになってしまうとは…。

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